プロフィール

Author:藤宮 美月
初めまして。藤宮美月です。現在は、総合病院の精神科にて勤務しております。以前は、夜の仕事もしており、その経験も活かしながら、奮闘中です。仕事柄、プライベートでも様々な相談を受ける事多々あり。
免許としては:国家資格であるPSW取得,心理カウンセラー取得。
多数の講義、講演もしております。
少しでも、心理学・精神医学について理解して頂けることを望みます。


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統合失調症の回復についてです。この病気は、妄想や幻覚に言動がとらわれる時期を急性期といいます。急性期の前には、前駆期という時期があって、過覚醒が始まります。過覚醒とは、脳や神経が活動しすぎている状態で、不眠となったり、イライラしたりします。薬で過覚醒を鎮めると早い人で一か月程でおさまります。その後は、静かな環境で療養します。しかし、薬の服用をしなかったりすると目や耳から入る情報に過敏に反応し、攻撃的になったりします。そうなると入院が必要となってしまいます。副作用等を気にして服用しなくなる人もいますが、再発する確率がグンと高くなります。病気が落ち着いても、最低5年間は服用が必要です。統合失調症は、慢性病ですが、年をとると軽快します。多くの方は40代になると幻聴や妄想等の激しい症状は影を潜め、50代以降はあまり出なくなります。やはり、周りの人のサポートが一番重要となってきます。
さて、今日は、統合失調症です。少し前までは精神分裂病と呼ばれていました。2002年に統合失調症と名前が変わりました。100人に1人が発症する可能性があるんですよ。統合失調症は、脳の神経伝達物質のバランスが崩れ、知覚・思考が歪む病気なんです。症状には、陽性症状と陰性症状があります。陽性症状は、実際にない事を信じてしまう妄想や実際に起こってない事を体験する幻覚があります。陰性症状とは、本来あるべきものがない状態で、意欲や気力が低下し、部屋に閉じこもったりします。さらに、集中力が落ち、感情が乏しくなり、考えがまとまらなくなったりもします。これは言っておきますが、育った環境や両親の育て方は、原因ではありません。薬をきちんと服用し、適切なリハビリテーションを受ければ、多くの人が回復する病気です。症状が消えてもしばらくは、通院や服用は続ける必要があります。次回は回復についてお話し致します。

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